海も山も滝もある、北陸の富山に行ってみた!

少し前まで、他の地方に住んでいる人にとって北陸って非常にアクセスが悪い場所で、なかなか「遊びに行こう!」とならない場所でした(北陸の方ごめんなさい)。

しかし、北陸新幹線の開業によって、そのイメージが一気に変わりました。山、海、食べ物、歴史と見どころの多い北陸が、今熱いんです。

今回は、そんな北陸地方の富山県に行ってきたので、行ってきた観光地を紹介します。

富山の山

富山と言えば”山”というわけで、まずは山のある立山周辺の観光名所を紹介していきます。

雪の大谷

こちらは雪の大谷、有名な観光地ですね。もはや立山の代名詞と言っても過言ではないと思います。

4月中旬から6月中旬までの間、室堂ターミナルからすぐのところに、雪の壁がそびえたっています。高いときには20m以上にもなり、白い世界が広がり、世界有数の豪雪地帯を感じることができます。なお、時期が良ければ写真のものよりも素晴らしい風景を見ることができると思います。

黒部ダム

日本有数のダムである、黒部ダムも富山県にあります。堤高は186m日本一の堤高を誇ります。ちなみに黒部ダムは富山県で最も高い建造物です。7年の年月と171人の殉職者を出しながら完成したと聞くと、その工事がいかに過酷だったのかが分かります。ダムの堤防の上は歩くことができ、下をのぞくと本当に巨大な建造物であることがわかります。

また、黒部ダムで食べたいのが『ダムカレー』です。味は普通の美味しいカレーですが、盛り付けが面白いので、是非頼んでみましょう!

なお、黒部ダムだけ観光する場合だと、長野県側からの方がアクセスが良いようです。

称名滝

富山県にある日本一はダムだけではありません。落差日本一称名滝もあるんです。称名滝は4段構成にになっており、1段目(最上部)が70m、2段目58m、3段目96m、4段目が126mで、滝つぼの直径は60m、深さは約6mあるそうです。那智滝、華厳滝とともに、日本三大名瀑に選ばれることもあります。

駐車場からは約1.3kmの道のりを歩いていきます。近づくにつれ、マイナスイオンを全身に感じるようになってきます。滝に到着すると、これでもかというくらいの水しぶきが。澄んだ空気が広がっており、深呼吸をすると何かいいことがありそうな気がしてきます。また、運が良ければ虹が見える時もあります。なお、滝付近は標高が高く、夏でも冷える場合があるので服装には注意が必要です。

雪解け時には称名滝の右にハンノキ滝という滝が現れます。ハンノキ滝は落差が497mと落差では称名滝を上回りますが、”滝”は、常に水が流れていることと定義づけられているため正式な滝と認められていないのが現状です。

まんだら遊苑

立山と言えば、雄大な自然に注目しがちですが、実は歴史も奥深いものがあります。立山には、古くから『立山信仰』と呼ばれる山岳信仰がありました。立山には亜硫酸ガスの噴出孔をはじめとした、”地獄”をイメージさせるような風景が広がっている場所があり、それを見た昔の人が地獄への信仰を深めたのでしょう。

そんな世界を今の人にもわかりやすく体験されてくれるのが『まんだら遊苑』です。ここでは地獄を五感で体験することができ、園内を周ることで地獄だけでなく天国等の輪廻を体感することができます。”地獄”のテーマパークなんて、日本広しといえど数少ないのではないでしょうか。

入場するとまず目に付くのがこの建物。中からオオォォ~ン』『アエェエーーー等の奇声が聞こえてき、恐怖感を増幅させます。

中に入ると、地獄のにおいが広がっており、嗅覚で異世界を感じさせてくれます。「めちゃくちゃ怖い」というわけではなく、なんとなく「地獄ってこんな感じだろう」っていうユルさが逆にハマります(笑)

なお、建物の中は撮影禁止ということだったので写真はありません・・・

他にも、血の池地獄を連想させる池や、その奥には小さく針地獄も見えます。

精霊橋という八寒地獄を表現した橋の先に行くと・・・

常願寺川のナイスビューを見ることができます。こんないい風景が見られるなんて、いい地獄です(笑)

地獄エリアはこんな感じで、あとは天国エリアです。天国エリアは建物内がほとんどだったので写真はありませんが、変に心が穏やかになっていく感じが何とも言えない気がします。

はじめは、ユルいテーマパークだなぁと思っていましたが、しっかり見ればしっかりと楽しめる場所です。

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富山の海

富山は山だけでなく、海もいいんです。富山湾は『世界で最も美しい湾クラブ』に加盟しているほど美しい湾なんです。

ちなみに、世界で最も美しい湾クラブの加盟条件は以下の通り。

  1. 優れた自然の美しさがあること
  2. 豊かな生態系があること
  3. 経済的潜在力があること
  4. 地域と国レベルでの法的保護体制が整っていること
  5. 世界遺産の評価基準に準じていること。

詳細はあまりよくわかりませんが、とにかくすごい湾なんだということは伝わってきますね。

雨晴海岸

富山の海と言えば『雨晴海岸』が有名なのではないでしょうか。晴れた日には富山湾越しに立山連峰を望むことができ、非常に雄大な景色を楽しむことができます。また、海と言えば”ビーチ”のイメージが強いですが、和の趣きがあり、古き良き海岸を味わうことができます。

海岸にある磯では魚やヤドカリ、エビやカニなどと触れ合うこともできますよ。

さらに、特徴的なのは線路(JR氷見線)が近くを通っていること。鉄道と海岸のコラボレーションを見ようと多くの鉄道ファンが訪れる場所でもあります。

富山の食

富山と言えば、”食”が豊かなことでも有名です。名物がとても多いため、すべてを食べることはできませんでしたが、その中でも食べたいくつかを紹介します。

鱒寿司

こちらはもはや有名かもしれませんね。富山県の郷土料理の『鱒寿司』です。サクラマスを酢で味付けし、押し寿司にしたものです。

こちらは、の『ますのすし』です。わっぱに笹の葉が敷き詰められ、その中に押し寿司が詰まっています。プラスチック容器が流通している中、”わっぱ”と”笹”で包んでいるというのがうれしいですね。この寿司の食べ方はホールケーキのように8等分された部分を一つずつ食べます。

味は、やや酸味が強く、まさに押し寿司といった感じ。酸味が強いので、旅の終わりの疲れたときに無性に食べたくなります。シャリがギュッと詰まっているので、しっかりとお腹いっぱいになるのがうれしいですね。

富山ブラック

最近、注目され始めているのが、『富山ブラック』でしょう。こちらは富山市を発祥としているご当地ラーメンで、その特徴は、圧倒的な醤油を用いて作られる”まっ黒いスープ”です。写真は「西町大喜」のものですが、スープの存在感が半端じゃないです(笑)

味は見た目の通り、ものすごく濃い(しょっぱい)です。Wikipediaによると、

1955年頃、富山市中心部で富山大空襲の復興事業に従事していた食べ盛りな若者の昼食として、また汗をかく肉体労働者のための塩分補給として、醤油を濃くしたスープのラーメンを作ったのが起源である。

という風に書いてありますね。要するに、

塩分補給+白米の食が進む

ようにと作られたため、味が濃くなっているようです。確かにラーメンだけ食べたのだと、ただのしょっぱいラーメンですが、当初の目的通り、白米とともに食すと信じられないくらい食が進みます。いや、本当にうまいですよこれ。ただし、非常にしょっぱいのでスープは飲み干さない方がいいかもしれません(笑)

旅を計画する

旅をするのであれば、宿は良いところに安く泊まりたいもの。僕は普段、以下のサイトで安く、かつよさそうな宿探しをしています。皆さんもぜひとも参考にしてみてください。

富山ということだと、景色温泉おいしい食事等で選ぶと良いのではないでしょうか。

トリバゴ

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まとめ

いかがだったでしょうか。今回は、僕が実際に行った場所の説明なので、まだまだ富山県の魅力はお伝えしきれていないかもしれません。

北陸の良さは、なんと言っても春夏秋冬どの季節に行っても楽しめるところでしょう。山に海に食べ物に、一粒で何度でもおいしい富山へ旅行してみてはいかがでしょうか。

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