キャンプの雰囲気づくりに最適!3つのガス式キャンドルランタンを比較

みなさん、ガス式キャンドルランタンって知っていますか?

キャンプにおいて“ランタン”とは、周りを明るくするためのものですが、ガス式キャンドルランタンは明るくするというよりは素晴らしい雰囲気を作り出すのに適したランタンです。

今回は、そんなガス式キャンドルランタンの良さと、各メーカーの比較をしていきたいと思います。

ガス式キャンドルランタンの良さとは?

ガス式キャンドルランタンは明るさだけで言えば、普通のガスランタンやLEDランタンに劣ります。しかし、これを持っていくだけでキャンプが豊かになると、実はキャンパーの間で非常に人気なアウトドアグッズなんです。

揺れる炎で癒される

アウトドアでメインになるランタンは、安定しつつ強い光を出す必要があるため、ほとんどが眩しい光を出すものです。しかし、ガス式キャンドルランタンは“ろうそく”のように、ゆらゆらと揺れる炎で照らしてくれるため、非常に心が落ち着くんです。炎の『ゆらぎ』はセラピーにも使われているくらい癒し効果があるそうですよ。

せっかく日常の喧騒から逃れてキャンプに行くのだから、どうせなら癒されたいもの。夕食後、アウトドアチェアに座りながら炎を見ながらお酒を飲む。最高じゃありませんか。

薄暗い灯りが落ち着く

先ほども書いたように、ガス式キャンドルランタンはろうそくのような炎で照らすランタンなので、メインのランタンと比べると光量は少なく薄暗いのですが、それがかえって落ち着いた雰囲気を作り出してくれます

キャンプに行って、薄暗くて落ち着いた雰囲気で話せば、いつもとできないような会話ができること間違いなしです。

ランタンの形がレトロでカッコいい

これは見ての通りですね。ガス式キャンドルランタンには色々と形はありますが、中でも紡錘形のものは、レトロなランプを思い起こさせる雰囲気を醸し出し、そこに存在するだけでカッコいいですね。

OD缶が燃料になっている

燃料がOD缶なのも嬉しいところ。調理の時に使うガスバーナーの燃料にも使いつつ、調理が終わればガス式キャンドルランタンに使うなど、持ち運ぶ燃料の統一ができることも良いところですね。

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ガス式キャンドルランタンの比較

ガス式キャンドルランタンは様々なアウトドアメーカーから発売されています。今回は、

  • コールマン(Coleman) ルミエールランタン
  • キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) キャンドルガスランタン
  • スノーピーク(snow peak) リトルランプノクターン

の3つを比較していきたいと思います。

コールマン(Coleman) ルミエールランタン

これは昔から有名なランタンですね。“ガス式キャンドルランタン”と言えばこちらを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。レトロなランプのような風貌がオシャレでカッコいいのが特徴です。

キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) キャンドルガスランタン

キャンプグッズの雄、キャプテンスタッグ(通称:鹿番長)から満を持して2018年から発売開始となったのがこちら。これまで“ガス式キャンドルランタン”と言えば、ルミエールランタンとリトルランプノクターンが比較されてきましたが、これからはこちらも選択肢に入ってくるでしょう。

スノーピーク(snow peak) リトルランプノクターン

オシャレなアウトドアグッズが多いスノーピークからもガス式キャンドルランタンが発売されています。無駄を省いたシンプルなデザインはとてもスタイリッシュで、それがかえってオシャレ感を演出します。

大きさを比較

まずは、とりあえず大きさを比較してみましょう。

写真の左側からルミエールランタン、キャンドルガスランタン、リトルランプノクターンの順です。こうしてみると、意外と大きさが違うのがわかると思います。

OD缶に取り付けるとこんな感じ。ルミエールランタンは大きく、“ランプのような形”のレトロ感が強く主張していますね。逆にリトルランプノクターンはあまり目立たないのが特徴、“気が付いたらそこにある”って感じです。キャンドルガスランタンはOD缶(230g)とのバランスがとても良いように見えます。

本体重量とサイズは以下の通り。

ルミエールランタン キャンドルガスランタン リトルランプノクターン
サイズ(㎜) 73×60×183 外径46×156 42×40×105
本体重量 210g 110g 102g

収納ケースの比較

次に収納ケースの比較です。ランタンは割れやすいガラスパーツが大部分を占めており、持ち運びの際に衝撃が加わってもこれらが割れないよう、各社収納ケースには工夫がなされています。

ルミエールランタンの収納ケース

ルミエールタンタンの収納ケースは硬質プラスチックでできています。中は格子状になっていますが、ランタンの形に合うようになっており、収納すると揺らしてもカタカタ音が鳴るようなことはありません

ちなみに、もしガラス部分が割れてしまったとしても、パーツは販売されていますので、ご安心ください。

キャンドルガスランタンの収納ケース

キャンドルガスランタンの収納ケースは円柱形で、ケースの下部とふたにランタンの位置を決めるスポンジが入っています。ケースの素材は強く押すと少し凹みますが、円は力を逃がす形なので、よほど強い力がかからない限り、中のランタンが割れることはないでしょう。

こちらも、もしガラス部分が割れてしまったとしても、パーツは販売されていますので、ご安心ください。

リトルランプノクターンの収納ケース

リトルランプノクターンの収納ケースは非常にコンパクトです。ケースの中はキャンドルガスランタンと同じようにケースの下部とふたにランタンの位置を決めるスポンジが入っています。ケースの素材は強く押すと少し凹みますが、非常にコンパクトに納まるので力のかからない場所に入れて持ち運ぶと良いでしょう。

実際に使ってみる

ランタンの使い心地はどうなのか、実際に使ってみました。それぞれのランタンは火力調節ができます。

まずは、小さい炎の状態だとこんな感じ。↓

次に、大きな炎の状態だとこんな感じ。↓

火力を最大にすると、ルミエールランタンとリトルランプノクターンは上からはみ出るくらい大きな炎が上がります。実際に使ってみた感じでは、

ルミエールランタンは炎がやや赤っぽく、ゆらゆらと大きく揺れていました。また燃焼の際、少量ながらススが発生していました。

キャンドルガスランタンの炎は細く、明るいのが印象的で、やや点火時に火が着きづらい感じでした。

リトルランプノクターンは、キャンドルガスランタンと同様に炎は細く、明るいのが印象的ですが、総合的な明るさは3つの中で一番暗い印象です。

明るさを計測してみた

写真だけだとわかりづらいので、実際に計測してみた明るさの値を記載していきます。なお、計測はスマホのアプリで行ったため、厳密な値ではないことをご了承ください。

ルミエールランタン キャンドルガスランタン リトルランプノクターン
炎の大きさ 16 7 6
29 23 13

※単位はルクス(lx)、ランタンから40㎝の地点で計測

計測値を見てみると、ルミエールランタンの明るさが抜けているように見えます。と、言ってもメインのランタンと比較すると全然薄暗いので、そこまでこだわる必要は無いかなと思います。

まとめ

いかがだったでしょうか。”ランタン”と言えば『明るいものそこ正義』と思い込みがちですが、意外と『暗いランタン』も良いものでしょう。

現代の世の中で生活していたら、なかなか見る機会のないろうそくのような炎ですが、ぜひ日常生活から離れることのできるキャンプで使って、疲れた心をいやしてみてはいかがでしょうか。

さらなるオシャレキャンプを目指して!

なお、紹介したものの中にはランタンに模様が入っているものや期間限定のバージョンも発売されています。

また、そのままにしておくと味気ないOD缶(ガス缶)も、専用のカバーをかぶせることで、よりオシャレになります。ランタンのついでにこちらも購入してみてはいかがでしょう?

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