ドローンで撮影した写真には、いくつかのExifデータが書き込まれており、その中には緯度経度データもあります(DJI社製のドローンの場合)。
プロパティを開くとこんな感じでExifデータが書き込まれている
今回は、緯度経度の記録されたドローン写真の撮影位置をQGISに載せるまでを備忘録的に書いていきます。
目次
ドローンで撮影した写真のExifデータをもとに撮影位置をQGISに載せるまでの手順
①QGISにプラグインを入れる
ドローン写真の撮影位置をQGISに表示するために、プラグインを入れます。
プラグインの名前は『ImportPhotos』。
これをインストールする。
②プラグインの起動とファイルの選択
ダウンロードが終わったら、プラグインタブに『ImportPhotos』のコマンドが出るようになるので、ImportPhotos>ImportPhotosを選択。
選択すると画像のような表示が出てくる。
Input folder locationで緯度経度を抜き出したい写真が入っているフォルダを選択する。Browseを押して該当するフォルダを選択。
Output file locationで抜き出した緯度経度のデータを保存する場所を選択する。Browseを押して、保存したい場所を選択し、保存形式を決める。保存形式は.shp、kml、csv、gpkgなどさまざま。
Load style(optional)は特にいじらず。
Only import photos in canvas extentにも特にチェックは入れない。
あとはOKを押すだけ。
OKを押すと、Import Completedの表示が出る。
③地図に追加されたポイントとデータの内容
QGISの画面に写真の撮影ポイントが追加された。
属性データに何が入っているのか確認するため、写真を選択してみる。
案外たくさんの属性データが入っていた。
位置データだけでなく、写真番号(Name)や日時(Date、Time)、撮影時の標高(Altitude)も記録されているので便利。
まとめ
撮影写真単体であれば、プロパティのExif情報からデータをコピペすればよいですが、写真が何枚もあると非常に手間ですので、ぜひこの手法を試してみてはいかがでしょうか。
また、これより良い方法があるようでしたら、ぜひ教えてください。