暑い夏こそ涼しい鍾乳洞へ!!山口県の秋芳洞に行ってみた

暑いです、夏、暑すぎです。正直、エジプトより暑い気がします、今の日本。

今の日本で涼しい場所はないのかね。そういえば、洞窟とか涼しいって聞いたことが。。。

ということで、さっそくググってみると・・・

山口県に『秋芳洞』という鍾乳洞があるとのことなので、早速行ってみました!

そもそも秋芳洞とは?

『秋芳洞』は、秋吉台国定公園の地下100mに広がっている鍾乳洞で、山口県の美祢市にあります。洞内の総延長は10.7km以上(観光ルートはおよそ1km)にもなり、国内第2位の長さです。温度は四季を通じて17℃と一定で、夏は涼しく、冬は暖かく過ごすことができます。石灰岩と水によって作り出された自然の造形の数々は、不思議な空間を作り出し、現実を忘れさせるような光景が広がっています。なお、秋芳洞は特別天然記念物に指定されています。

ちなみに、”秋芳洞”の読み方ですが、正しくは”あきよしどう”です。2008年まで秋芳洞の所在地が秋芳町(しゅうほうちょう)という町にあったことから、近くの県の人のなかには”しゅうほうどう”と呼ぶ人もいます。かくいう僕(広島出身)も、ずっと”しゅうほうどう”と呼んでいました。

秋芳洞までのアクセス

秋芳洞までのアクセスは、バスか車になります。

バスは、JRの新山口駅山口駅下関駅から出ています。新山口駅からは40分、山口駅からは60分、下関駅からは120分ほどの所要時間がかかります。なお、循環バス乗り合いタクシーがあるので秋芳洞周辺の移動に際してはそれらを利用するといいと思います。詳しくはこちら

車の場合は、周辺に駐車場があり、そこへ駐車して観光します、駐車場は100~400円/日くらいです。

スポンサーリンク

秋芳洞に行ってみた

秋芳洞入口までの道のり

駐車場から、化石や彫刻等の石グッズをたくさん売っているお店がたくさんある商店街をしばらく歩くと、入口が見えてきました。

ここで入場券を購入します。入場料金は以下の通り。団体料金だとこれより少し安くなります。

大 人 高校生 中学生 小学生
¥1,200 ¥1,200 ¥950 ¥600

入場券を購入していよいよゲートを通過します。

ゲートの向こう側は沢と森が広がっています。この時点で早くもマイナスイオンを感じます。写真の中央付近に緑色の橋が見えますが、この橋を渡ったあたりで、何やら涼しい風を感じます。秋芳洞入口が近いことがわかります。

少し歩くと・・・

秋芳洞入口に到着しました!趣きが半端ないですね(笑)

いよいよ秋芳洞の中へ

心の準備ができたらいよいよ中に入ります。洞内は涼しく、夏であることを忘れるほど。

ほどなくして、周りに広がっている風景に目をとられます。

写真だとあまり伝わらないかもしれませんね(笑)

変わった形の岩や鍾乳石がたくさんあることもそうなのですが、まず空間の広さに驚きます。高いところだと天井まで30m位あるのではないでしょうか。

よくもまあこんな巨大な空間が地下にできたこと・・・

上からぶら下がっている鍾乳石の大きさや数が半端ないです。一瞬、ここは地球かな?と考えさせられます。

ここまでの形になるまでに何万年、何十万年とかかっているそうで、本当に時が止まっているというか、不思議な時間軸を感じます。

洞内をゆっくり1時間弱くらい歩くと観光ルートの終わりが見えてきます。

最後は”3億年のタイムトンネル”になっています。周りの絵が3億年分の歴史を示しています。ちなみに、ここに到着した時点でやや生ぬるい空気(熱気)を感じ、出口が近いんだなということがわかります。

出口に着きました。完全に現実に戻ってきました。出口は2重の自動ドアになっており、冷気を逃がさないために15秒おきに開閉するようになっています。

外に出ると・・・・・特に何もありません(笑)

特に何もないので来た道を戻ります。なお、出口にはバス停があるので、体力的にきついときにはバスを利用して戻るといいでしょう。洞内途中にはエレベーターもあり、そこから外に出てもバス停はあります。

秋芳洞の観光が終わったら

秋芳洞の観光が終わったら、周辺を見て周るのも良いと思います。

秋吉台

秋芳洞周辺には、日本最大のカルスト台地『秋吉台』があります。写真の中の草原の中にある白い点は石灰岩です。広い草原自体、日本ではあまり見ることができないので、本当に現実を忘れることができます(笑)

ちなみに、こちらも特別天然記念物に指定されています。

瓦そば

大自然の中を歩いたらお腹が減ってきますよね。山口県には美味しい名物、”瓦そば”があります。

瓦そばは、秋芳洞から少し離れた山口市、湯田温泉付近の名物です。

焼いた瓦の上で茶そばを焼いて、つゆにつけて食べます。焼くことによって、茶そばがパリパリとした食感になり、普段食べている”そば”とは異なる香ばしさを感じます。トッピングをつゆにいれて、どんどん味を変えることができるので、飽きることなく楽しむことができます。

まとめ

秋芳洞は日本でありながら日本ではないような、非現実的でありながら現実である、そんな不思議な空間でした。さらに、秋芳洞周辺ののどかな田舎の風景とのギャップもなかなか印象に強く残ります。

暑い夏だからこそ、寒い冬だからこそ、大自然が作り出した素晴らしい芸術を快適に楽しむ旅をしてみてはいかがでしょうか。

僕はしっかりと現実逃避することができて、とても楽しかったですよ(笑)

≪≪次の記事  前の記事≫≫