キャンプ初心者がダッチオーブンを買うならおすすめはコレ!

キャンプと言えば・・・

外せないのが”美味しい食事”でしょう。小中学校の宿泊学習でカレーや豚汁などを作り、飯盒でご飯を炊くなんて経験をしたことがある人も多いことと思います。うまくいったときに食べる美味しいカレーもあれば、失敗して焦げ付いた味のするカレーを食べた経験もあるのではないでしょうか。

大人になり、久々にキャンプをしようかなと思った時に便利なのが”ダッチオーブン”です。ダッチオーブンは、カレーや豚汁等の「煮る」料理だけでなく、「焼く」「蒸す」「燻す」等の様々な調理をすることができるので、是非持っておきたい一品です。

しかし、ダッチオーブンの多くは非常に錆びやすい鋳鉄でできており、使用や保管の際に非常に手間がかかるのが難点です。キャンパーの中でダッチオーブンは、”使いながら育てていくもの”と言われていますが、「年に1回くらいしかキャンプに行かないのに、そんな手間をかけたくないなぁ」と思う人も多いと思います。今回は、そんな人にもおすすめできる、手間があまりかからないダッチオーブンは、を紹介していきます。

おすすめダッチオーブンはコレだ!

結論から言ってしまえば、このダッチオーブンです。

このダッチオーブンは、ユニフレームから発売されている『ダッチオーブンスーパーディープ』です。サイズは8、10、12インチの3サイズが展開されています。

このダッチオーブンが他のものと異なるのは、使用されている素材です。通常のダッチオーブンが『鋳鉄』で出来ているのに対して、ユニフレームのダッチオーブンは『黒皮鉄板』で出来ているのが特徴です。

黒皮鉄板とは?

ユニフレームのダッチオーブンに使用されている、『黒皮鉄板』というあまり聞き慣れない言葉、これについて簡単に説明していきます。

鉄鋼を加工するときは、およそ1000℃くらいに熱して行うのですが、その際、空気中の酸素と反応して黒っぽい「酸化被膜」が生じます。これのことを黒皮と呼んでおり、黒皮がついている鉄板を黒皮鉄板と呼んでいるんです。

黒皮鉄板ダッチオーブンのここが便利

焦げにくい!

ダッチオーブン使用されている素材は、大きく分けて3つ。

1つ目は大半のものに使われている『鋳鉄

2つ目は『ステンレス

3つ目は『黒皮鉄板

のですが、それぞれの素材の熱伝導率を見てみると以下の通り。

鋳鉄 ステンレス 黒皮鉄板(鉄)
熱伝導率(W/mK) 48 16~26 67

ステンレスの熱伝導率が低いのが見て分かると思います。確かに、ステンレス製の魔法瓶なんてものがあるくらいですから、ステンレスが熱を伝えにくいのはイメージが通りですね。

熱伝導率が低いと言うことは、その物質に熱を加えたときに、全体に熱が行き渡らないということ。つまり熱したところばかりが熱くなってしまうことで、『焦げ』ができやすくなってしまうんです。

ダッチオーブンが焦げてしまうと、後処理もすごく大変になってしまうので、キャンプ初心者のうちは熱伝導率が高いものを選ぶのがおすすめです。

錆びにくい!

ダッチオーブンを扱ううえで、一番気をつけなければならないものが『錆び』です。

特に大半のダッチオーブンの素材である鋳鉄はとても錆びやすく、中途半端な手入れをしてしまうと、一発で赤錆が付いてしまいます。

しかし、黒皮鉄板の場合、表面の黒皮がある程度の錆びは防いでくれるため、錆びにくく、メンテナンス等の管理がとても楽なんです。

頑丈!

アウトドアで使うものの中で大切な要素と言えば、『頑丈さ』でしょう。

荷物を詰め込んだり、温めたり、落としたり、ガシガシ洗ったりと、大事に扱っているつもりでも、ついつい扱いが手荒になってしまうことも多いもの。一般的に、鋳物は壊れやすいもので、ダッチオーブンの場合も落としたり、熱したものに急に水をかけたりすると割れてしまう恐れがあります。

しかし、黒皮鉄板製のダッチオーブンは一枚の鉄板をプレス加工して出来ているため、多少の衝撃にも強いんです(もちろん、熱したところに水をかけない等、鋳鉄製のダッチオーブンと同じように取り扱いに気をつけた方がいいのは間違いないですが)。

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ダッチオーブンスーパーディープを買ってみた

と、いうわけで、ダッチオーブンスーパーディープを購入してみました。僕の場合は、あまり大人数でキャンプする事がないのでとりあえず8インチを選びました。

内容はこんな感じ

  • ダッチオーブン(蓋付き)
  • 底に敷く網

網が入っているのは嬉しいですね。これで、簡単な蒸し料理くらいならできそうです。

なお、リフターは付いて来ないので、必要ならば別途購入が必要です。

また、ダッチオーブンで調理をすると本体がすごく熱くなるので、革手袋があると便利です。

あと、ダッチオーブンは重くて持ち運びにくいもの。僕はダッチオーブン用のトートバッグに入れて持ち運んでいます。

取り扱い方

取り扱い方は基本的に鋳鉄製のダッチオーブンと同じように使っています。

使う前

洗うとき

  • 洗剤は使わず、スポンジやたわしで洗う
  • 洗い終えたら火にかけて乾燥させる

メンテナンス

  • 使い終えたらしまうまえに、ダッチオーブン全体にオリーブオイルを塗る(不純物の少ないエクストラバージンがおすすめ)
  • しまう際は中に丸めた新聞紙を入れておく

まとめ

いかがだったでしょうか。多くの人は年に数回くらいしかキャンプの機会はないと思いますが、このダッチオーブンであれば簡単に使えるのではないでしょうか。また、メンテナンスも簡単なので日常使いもできると思います!

皆さんもこの機会に、キャンプにダッチオーブンを取り入れてみて、美味しい食事を作ってみてはいかがでしょうか。

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