少人数キャンプに便利なヨコザワテッパン~ついでに鉄板を自作~

キャンプには、人によって様々なスタイルがあると思います。

僕の場合はバックパッカースタイルの一人キャンプが多いため、荷物は極力減らしたいのですが、やはり食事の際は「肉を焼いたりしたいなぁ」と思うもの。

さすがに、装備的に炭火は厳しいですが、ガス式のシングルバーナー小さめの鉄板の組み合わせはいけるのでは?と、探してみました。

見つけたのはヨコザワテッパンでした

小さな鉄板、見つけました。その名もヨコザワテッパン

一見、ただの鉄板に見えますが、実はこれ、ほんとに優れものなんですよ。

魅力その1:サイズ

ヨコザワテッパンのサイズはA5程度と、すごく小さく見えます。しかし、いざ使ってみると充分すぎるくらいのサイズなんです。

ヨコザワテッパンのホームページには「3人くらいで使うのがベスト」と、書いてあります。大きな鉄板を使っても、目が行き届かずに結局、食材を焦がしてしまう事も多いと思いますが、このサイズならば食材をきちんと管理することができます。

実際、僕も同サイズの鉄板を持っていますが、少なくとも2人で使用する分には充分すぎる大きさでした。

鉄板はA5サイズで厚さも5mm、重さが約1キロと鉄板にしてはコンパクトで、持ち運びがとても簡単なのもうれしいですね。

魅力その2:取り扱いが簡単で早い

取り扱いがとにかく簡単なのも特徴です。

シングルストーブに乗せて油をひき、火をつければ、もう焼けます。

片付けも、へらで焦げをこそぎ落として洗い、火であぶって水分を飛ばせば終わり。あとは表面に錆止めのオリーブオイルを塗って、新聞紙にくるんで保管。

めちゃくちゃ簡単ですね!

どこでもすぐに使えるのでとても便利です。

魅力その3:なんでも焼ける

ヨコザワテッパンは普通の鉄板と同様に、肉以外も焼けます

これがあれば野菜に海鮮と、美味しいバーベキューが楽しめること間違いなしです。

焼そばとかは厳しいですが(笑)

魅力その4:とにかく美味しく焼ける

この鉄板の最大の特徴は、その厚さでしょう。厚さがおよそ5mmもあるため、蓄熱性に優れているんです。そのため、鉄板に溜め込まれた熱でまんべんなく食材が焼けるため、焦げにくいんです。

また、普通の鉄板と違って、「フチ」が無いため、余計な脂が鉄板に溜まること無く落ちていき、ヘルシーに肉を食べることができるんです。

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鉄板を作ってみた

ここまで、ヨコザワテッパンを見て「欲しい~」と、思った僕ですが、同時に「個人でも作れるんじゃね?」とも思った次第。

と、言うわけで早速作ってみました!

鉄板を発注

「作る」と言っても、自分じゃできないので、とりあえず鉄加工業者に発注します。

鉄板のサイズはヨコザワテッパンと同じA5で、厚さは2倍の1cm!ハンパない蓄熱性を見せてくれるでしょう!

金額は1,800円と、ヨコザワテッパンの半額以下で作れました。

また、当初は鉄より熱伝導率の高い「銅」で作ったらどうかとも考えましたが、長期間放置したりして油が酸化したりする事を考えると健康被害が怖かったので、素材はやはりにしました。

鉄板をシーズニング

届いた鉄板ですが、特に食器として頼んだわけではないので、シーズニングは念入りにしておきます。

方法は、ダッチオーブンとほぼ同じで、

  1. 鉄板を洗う
  2. 火にかけて表面の油を焼き切る
  3. 野菜くずを炒める
  4. オリーブ油を塗る

と、いう手順です。

自作の鉄板で肉を焼いてみた

下準備も終わったので、いよいよ肉を焼いていきます。

鉄板を使用する際、注意しなければならないのは、シングルバーナーです。鉄板が厚く輻射熱が発生するため、鉄板の直下にガス缶があると熱されて非常に危険です。そのため、僕は分離式のシングルバーナーを使っています。

“分離式シングルバーナー”って、ご存じですか? こんなやつです。 分離式バーナーは名前の通り、ガス缶の部分とバーナーの部...

ヨコザワテッパンでは以下の商品が紹介されていますね。

今回は安い豚肉を焼いてみましょう。

しばらく鉄板を温めてから、いざ肉を投入!

しばらくすると、いい感じの色になってきました。脂の多い部位だったのか、脂が染み出してきますが、鉄板にはフチがないのでめちゃくちゃ溜まることはありませんでした。

鉄板は、肉だけでなく海鮮も焼けちゃいます。エビにホタテに牡蠣。そんなバーベキューも素敵なものです。

使い終えた後は

使い終えたあとは、焦げを取り洗い、火であぶって水を飛ばした後、オリーブオイルを塗ります。

普通の鉄板なので、洗うときに洗剤を使っても良いと思いますが、僕は洗剤を使わずに洗うようにしています。

オリーブオイルを塗り終えたら、新聞紙にくるんで保管します。

ちなみに、僕は『帆布の袋』に入れています。

そのほか、追加で購入した物は以下の通り。

・ヤットコ

・ヘラ⇒こちらは人によってサイズの好みがありそう

まとめ

僕の鉄板は蓄熱性を高めようとヨコザワテッパンの2倍の厚さなにしてしまったので、重さも2倍。2kgは少し重いようにも感じますが、ここは個人差があるかもしれませんね。また、鉄板の端が丸く削られていないので少し鋭さを感じます。

その点、ヨコザワテッパンならば持ち運びやすく、安全に使えると思います。しかも、「専用袋」と「やっとこ」、「コテ」が付いてくるのは嬉しいですね!

もっと軽い鉄板が良い!という人向けに、ハーフサイズも出ていますよ。

是非とも少人数キャンプをする際は、とても便利な鉄板を持って行ってみてはいかがでしょうか。

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