登山におすすめの軽量バーナー!プリムスP115フェムストーブを紹介

登山の際、一番重要だと言ってもいいのが、“荷物の軽量化”でしょう。

荷物が重いと疲労が溜まるだけでなく膝や腰にも負担がかかり、時には痛めてしまうことも。

普段ケチな僕ですが、登山の際の荷物の軽量化にはある程度お金をかけてもいいと思っています。それくらい、“軽量化”って重要なことだと思っています。

今回は、そんな登山におすすめの、軽量バーナー(プリムスP-115フェムストーブ)を紹介していきます。

PRIMUS(プリムス)P-115フェムストーブを登山におすすめする理由

それでは、さっそく『PRIMUS(プリムス)P-115フェムストーブ』がなぜ登山におすすめなのか説明していきます。

理由1. とにかく軽量

先ほども書いた通り、登山では“軽量であること”が一番重要です。

PRIMUS(プリムス)P-115フェムストーブの本体重量は、なんと57gと非常に軽量なので、重さが負担にならないんです。

理由2. とにかくコンパクト

登山の際、荷物の“重さ”とともに考えなくてはならないのが“かさ”です。荷物をいかにバックパックに詰め込むか、準備や登山中荷物をしまうときに、この作業が地味に大変ですが、PRIMUS(プリムス)P-115フェムストーブは付属の収納ケースに入れると非常にコンパクトになります。

また、僕が使ったものは収納ケースが“スウェーデン国旗”をあしらったデザインになっており、非常にかわいいのが特長。こうした遊び心も、ふとしたときに嬉しいものです。

理由3. 納得の火力

登山時には、あまり手の込んだ料理はしないとはいえ、火力は重要です。カップラーメンを食べたい時に、“お湯がいつまで経っても沸かない”なんてことは避けたいもの。

PRIMUS(プリムス)P-115フェムストーブの特長として、バーナー部分の『MFMM』というものがあります。

『MFMM』マイクロ・ファイバー・メタル・メッシュ(Micro Fiber Metal Mesh)

太さわずか22ミクロンのメタルファイバーを織り込むことで、非常に多孔性のあるメッシュ状のバーナー孔を実現したMFMM。空気と混合されたガスを、より好ましい状態でバーナー部へ送ることで、バーナーヘッド表面での燃焼に成功しました。

※PRIMUSホームページより

何やらすごそうだということは伝わりますね(笑)

火力は2.5kW/2,100kcal/h(Tガス使用時)と、軽量・コンパクトでありながら、ある程度の火力があるのはうれしいです。

ちなみに2,100 kcal/hというと、『2,100リットルの水の温度を1時間で1℃上げる』エネルギーということになります。計算上だと20℃で1リットルの水だと約2分20秒で沸騰(100℃になる)するということになります。実際にはある程度の熱は大気中に逃げるため計算通りにはいきませんが、数分でカップラーメンを作るだけのお湯が確保できるのはうれしいですね。

理由4. 便利な着火装置付き

軽量なバーナーは他にもありますが、着火装置(イグナイタ)が付いているのがPRIMUS(プリムス)P-115フェムストーブのうれしいところ。軽量・コンパクトなバーナーで着火装置付きのものって意外と少ない気がします。

ただし、登山の際には念のためライターを持っておくのが良いと思います。

理由5. 安定感が増す“脚”

軽量・コンパクトなバーナーにありがちな問題が、“安定感が悪い”というもの。

構造上、クッカーを載せるとどうしても縦長になってしまい、安定感が悪くなってしまうもの。特に110gのOD缶だと、径が小さいため安定感は望めません。

しかし、PRIMUS(プリムス)P-115フェムストーブには、OD缶に取り付ける脚(カートリッジホルダー)が付いてくるので安心です。

写真だと、ちょっと地味ですが、これがあるのと無いのでは安定感が全然違ってきます。

また、より軽量なものが欲しい方はこんなものもあります。

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PRIMUS(プリムス)P-115フェムストーブをより効果的に使うために

ここまで、PRIMUS(プリムス)P-115フェムストーブについて説明してきましたが、ここからは、その軽量・コンパクトさをより生かせる使い方について紹介していきます。

燃料は110g缶を使う

PRIMUS(プリムス)P-115フェムストーブの燃料となるのはOD缶ですが、その中でもよりコンパクトなのが110g缶。

登山では、そこまで手の込んだ料理をしないので、小さ目の燃料で問題ないでしょう。軽量・コンパクトさを追求するならばやはり小さい燃料ですね。

使うクッカーは110g缶が入るものを

荷物をまとめる際に気を付けたいのが、”デッドスペースをいかに無くすか”ということ。極力隙間を埋め、間に荷物を詰めることが全体の荷物のかさを減らすことにつながります。それはクッカーとて同じこと。隙間が少しでもあるのは、もはや勿体ないのでクッカーの中にOD缶やバーナーを入れられるようにしておくのが良いでしょう。

こんな風に、少しでも空間を埋めるのがベスト。110g缶がぴったり入るクッカーを使っています。

クッカーで、おすすめは以下のものです。

まとめ

まず、縦走をはじめとした登山では、本格的な調理をすることはあまり考えないのが通常です。

そういった点を考慮すると、PRIMUS(プリムス)P-115フェムストーブは軽量・コンパクトで非常に登山向きのバーナーだと言えるでしょう。

今回紹介した以外のスペック以外も含めて、基本的な性能は以下の通り。

  • 出力:2.5kW/2,100kcal/h(Tガス使用時)
  • ガス消費量:170g/h
  • 燃焼時間:約80分(IP-250ガス使用時)
  • ゴトク径:大120mm/小80mm
  • 収納サイズ:5.4×7.4×2.7cm
  • 本体重量:57g

アウトドアにおいては、『いかに自分に合った道具を使うか』ということが重要です。自分の重視したい性能をきちんと把握し、用途に合った道具を持っておきましょう!