海外旅行では、ついつい財布のひもが緩みがちになりますよね。
特にお土産類に関しては、絶対に使い道が無いのにも関わらず、その場のフィーリングで購入してしまい、結局『戸棚の奥に放置…』なんてことも多いのではないでしょうか。
そこで、エジプト旅行をしてきた僕が買って後悔しているお土産たちと、その理由を紹介していきます。
エジプト旅行で買って後悔したお土産たち一覧
パピルス
エジプトの定番お土産でありながら、買って後悔するお土産ランキングの常連組が『パピルス』ではないでしょうか。
パピルスはおよそ5000年前に発明された紙で、世界最古の紙と言われています。カヤツリグサ科の草本の茎を薄く切り、繊維を縦横に組み合わせて作ります。
『世界最古』と言う謳い文句もあって、特に興味がそそられる品です。
また、紙なので非常に軽く、重いものを嫌うバックパッカーの目には、とても魅力的なお土産に映ったんです。
パピルスについては、元々買いたいと思っていたので、その辺の露店ではなく、わざわざ『パピルス専門店』に行ってオーダーして購入しました。
オーダーしたのは二枚。一枚は人へのお土産用で、『誕生日にあった星座の絵に名前を入れる』というもの。
もう一枚は自分用で『エジプトの神々が夜光塗料で描かれ、夜になると光る』というもの。
パピルスの後悔ポイント
1.パピルスに書かれている誕生日が違う
誕生日と名前を入れるパピルスのオーダーは、入れて欲しい誕生日と名前を紙に書いて渡し、出来上がりの時間になったら取りに行くというシステムでした。
取りに行った際、夜行バスの出発時間が迫っていたので中身を確認しなかったのが悪かったのですが、後で見てみると、
「あれ?書いてある誕生日がちげぇ!」
と言うことに気がついたんです。
いやいや、誕生日だけならまだしも、
星座も違うし!
最早どうするんじゃこれ状態…
結局、このお土産話と共にパピルスを人に渡したところ、面白いということで無事引き取ってもらえました(笑)
2.パピルスの使い道がない
これは経験した人も多いのではないでしょうか。
正直言って、帰国後にパピルスを使うことはありません。多くの場合は丸めたまま、持ち帰りに使った筒に入ることになります。
しかも、現地では中くらいの大きさをオーダーしたつもりでしたが、持ち帰ってみると意外と大きく、サイズを見てみるとB4くらいありました。
パピルスで後悔しないためのチェック
パピルスで後悔しないために、僕は以下のチェックをおすすめします。
- パピルスをどこに飾るかイメージする
- パピルスのサイズを把握する
- オーダーの場合は出来上がりを確認する
- オーダーの場合は受け取り時間に余裕を
パピルスのサイズについては、僕の場合「手のひらが20cm」というイメージがあります。こんな感じで、身体のこの部分は何cmというイメージがあると色々便利かと思います。
パピルスの有効活用
これについては、最早『飾る』以外の選択肢は無いのではないでしょうか。
と、いうわけで、ひたすらオシャレに飾りたいと思い、フチの無いクリアな額を買ってみました。
これで少しは有効活用できたかな?と思います。
アラバスタの置物
『アラバスタ』は、ルクソール辺りに行ったときに目にする機会が多いのではないでしょうか。
アラバスタという石を削って、置物にしたものを売っているお店も多いと思います。現地でツアーを組むと、ほぼ間違いなくアラバスタのお店に連れて行かれます。
僕も通常なら購入しないのですが、その日は一番楽しみにしていた気球ツアーが中止になり、「何でもいいからツアーのお金を全部使ってやろう」と思っていたので、ついつい声をかけられた機会全てで何かを購入したんです。
アラバスタの後悔ポイント
マジで使い道がない
いや、ホントにこれにつきます。
僕はキャンドル用に中がくり抜かれたアラバスタを購入したのですが、これが本当に使い道が無いんです。
だって、普段キャンドルなんて使わないから…
しかも、これだけだとエジプト感も無いですしね。
※アラバスタの置物の作成風景
上手いこと言って人に押しつけようとしましたが、手彫りの作品であるため、表面がガタガタで、しかもポロポロと少しずつ崩れてくるんです。
アラバスタで後悔しないためのチェック
- できれば買わない
- 買うならばせめてキャンドルでなく置物を
- どこに飾るかのイメージを持つ
- なるべくキレイに加工されたものを買う
アラバスタの有効活用
こちらも『がんばって飾る』以外の方法は無いでしょう。
壁に掛けたりするのができない分、飾る場所のイメージが無いと本当に買って後悔します。
ビンの置物
こちらの置物は、ビンの中に色を付けた砂を入れることで絵を描いている置物。
砂を少しずつ入れつつ針でビンの中に絵を書いている様を目の当たりにして、思わず
「すげー!!」
と思ったんです。
また、最後にビンの口を塞ぐためのボンドのような液体のことを
「ラクダのぉ~牛~乳ぅ~(日本語)」
と言うような、製作者のわけのわからないエジプシャンジョークも相まって、完全にノリで購入した一品です。
ビンの置物の後悔ポイント
1.置物の使い道がない
これも前出の品々と同じく、特段使い道がありません。
ただしこれはある意味、『絵という芸術』と『砂を操る技術』の塊でもあるので、「自分も趣味でやってみたいな」と思えば、良い教材になるかもしれません。
2.よく見ると砂に不純物が混ざっている
僕は、アスワンの露店でこの品を購入したのですが、よく見ると砂の中に木屑のような不純物が混ざっていました。
同じ様な品をカイロで見かけたときには不純物も無く、キレイに砂が入っていたので、砂の入ったビンの置物を購入する際は細かい部分も確認したほうが良いでしょう。
3.地味に重い
荷物の軽さを求めるバックパッカーとしてはこれは痛恨でした。日本に持ち帰る前の話ではありますが、地味に重いんです。
旅をしている間、お土産は『ただの重し』でしかありません。そんな中で、地味に重いビンの置物は非常に後悔を生みます。また、割れ物であるがために取り扱いも注意しないといけないのが大変でした。
ビンの置物で後悔しないためのチェック
- できれば買わない
- どこに飾るかのイメージを持つ
- 砂に混ざる不純物をチェック
- 旅の終盤で買う
ビンの置物の有効活用
もし、現在趣味がない人は、砂を使って同じ風に置物を作ることを趣味としてみてはどうでしょうか?
上達すると、特技を一つ増やす事ができますよ。
頭に巻けるスカーフ
エジプトは日射しが強く、とても暑いです。郊外の遺跡などに行くと休めるような日陰も無いことが多く、気がついたら頭がもの凄い温度になっているため、帽子のように日差しを遮るものが欲しいなと思います。
そこで購入したのがスカーフ。帽子の代わりに頭に巻いてかぶって、頭への日射しを防ぎました。
スカーフの後悔ポイント
1.一度解いたら巻き方を忘れる
購入直後はお店の人が自分の頭に巻いてくれたのですが、いざ取り外すと完全に巻き方を忘れてしまい、二度と頭にかぶることはできませんでした。
2.日本では使わない
頭に巻くスカーフは、エジプト滞在中は雰囲気も含めて使うことはありますが、日本ではまず頭に巻くなんて使い方はしないでしょう。正直、帽子の方が使い勝手も良いですし。
と、言うわけで日本では新たな使い方を見出さなくてはならないのです。
品名で後悔しないためのチェック
- 頭への巻きかたは動画などできちんと記録する
- 帰国後にどう使うかのイメージを持つ
- 生地の質に納得したものを買う
頭に巻くスカーフの有効活用
スカーフの有効活用法は、『ストールとして使う』『布細工の材料にする』といったところでしょうか。
場合によってはテーブルクロス等にも使えるかもしれませんが、いずれにせよあまり使い道が見出せないのが残念なところです。
逆に買って良かったお土産は?
カルトゥーシュのキーホルダー
※Amazonより
エジプトではファラオの墓などに描かれていた『カルトゥーシュ』の印。
楕円が永遠の輪廻を表し、その中にはカルトゥーシュと呼ばれる文字が入っています。
この文字、読むのが難しそうに見えますが、実はそれぞれの文字がほぼ英文字に対応しています。
つまり、自分の名前が入ったカルトゥーシュを作ることができるんです。
金で作ると、ものすごく値は張りますが、普通の金属で作れば1500~2000円程度で作れるのでおすすめです。また、小さいのでかさ張らないのもいいところです。
香水ビン
『香水瓶』はエジプトのお土産の定番ですね。
独特の形をしたガラス製のビンに色づけされて、とてもキレイな一品です。
値段も1つあたり100円せず、見た目が良いためもらった人が喜ぶので、バラまき用にはうってつけです。
ただし、ガラスが薄くとても割れやすいので持ち運びの際は注意が必要です。
また、ビンを掃除するときにアルコールの入ったものを使うと色が落ちてしまうため注意しましょう。
こちらも、見ていてキレイなものとはいえ、結局はほぼ飾るしか用途がないので、買いすぎには注意が必要です。
Tシャツ
僕の場合、海外旅行の際は古くなった要らないTシャツで行き、旅行先で新しいものを買っています。
ちょうどエジプトの英雄、モハメド・サラーのTシャツを売っていたので購入しました。
帰国後はパジャマ代わりに使っています。
購入する際は、サイズや素材は十分にチェックしましょう。
まとめ
旅行先では、雰囲気も相まってついつい何も考えずにお土産を購入しがちです。
しかし、購入前に今一度「どこに飾るか」や、「どう使うのか」と言うことを考えてみることで、戸棚の奥で眠るお土産を作らずに済むかもしれませんね。