まさに温泉づくし!蔵王温泉についての紹介!

先日、山形県にある蔵王温泉に行ってきました。

山形県って、どんな県なのかどうもイメージが湧かなかったのですが(山形県の人ごめんなさい!)、「どこか温泉に行きたいな」と思い調べていると、『蔵王温泉』というところの評判が良かったんです。

実際に行ってみると、とても良いところだったので今回紹介していきたいと思います。

蔵王温泉とは?

まずは蔵王温泉の基本的な情報を紹介していきましょう。

開湯1900年の蔵王温泉は日本屈指の古湯

蔵王温泉の魅力の一つが、その歴史

開湯したのは西暦110年と言われ、およそ1900年の歴史を誇ります。日本武尊の東征の際、従軍した家来の吉備多賀由(きびのたがゆ)により発見されました。負傷した多賀由が温泉に浸かったところ、みるみるうちに傷が治ったことが温泉のはじまりとなっているようです。なお、この温泉は発見者の多賀由が転じて”高湯(たかゆ、たがゆ)”と呼ばれるようになったとのだそうです。

その後、江戸時代になると、蔵王権現への西側登山口としてにぎわい、早総合リゾートとして発展し、大正時代には麓の集落と温泉を結ぶ道路の開通や、街灯、駐在所など様々な施設が設置され、観光地としての足がかりを築きはじめました。

昭和に入ってからは、昭和25年(1950年)に蔵王連峰が「新日本観光地百選」の山岳部門で1位になった事をきっかけに、堀田村が蔵王村になり、それに伴い”高湯温泉”は”蔵王温泉”と改称されました。また、スキー場の整備やロープウェイ等の設置、観光道路開通などが進み、現在では東北最大級の総合マウンテンリゾートとして発展しています。

蔵王温泉の泉質は?

蔵王温泉の泉質ですが、”pH1.25~1.6”の強酸性の硫黄泉です。なんでも、「玉川温泉」に次ぐ全国2位の強酸性泉なんだとか。源泉温度は45℃~66℃で、湯量は約5,700L/分、一日約8,700tとのこと。

効能については以下のように紹介されています。

蔵王温泉は強酸性の硫黄泉です。 硫黄泉には、体内のムコ多糖タンパクを活性化させる働きがあり、体内水分量を増加させ、肌と血管を若返らせるとされています。
また、血行促進効果に加え、硫黄泉には表皮の殺菌作用や皮膚を強くする作用があり、「美肌」も促進!
お肌・血管の若返りと殺菌・美肌効果は、まさに「美人づくりの湯」!!

※蔵王温泉ホームページより

強酸性であるため、時に布や金属が腐食してしまうこともあるとも聞きます。

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蔵王温泉に行ってみる

そんな興味深い蔵王温泉に行ってみたので、現地の情報について書いていきます。

蔵王温泉へのアクセス

蔵王温泉へのアクセス方法は、バスか自家用車です。

温泉に併設されているスキー場に行く場合は荷物等の観点から自家用車の方がいいかもしれませんが、温泉のみの場合や、荷物が少ない場合はバスがおすすめです。

蔵王温泉へのバスが出ているのは、山形駅か仙台駅。山形駅からの方が便数も多く便利そうだったので、僕は山形駅から乗ることにしました。

山形駅西口を出てバス乗り場に行くと、”蔵王温泉行き”と記載されたバス停があります。わかりやすいので迷うことはないと思います。

バスは1時間に1本くらいのペースで出ています。(バスの時刻表

蔵王温泉までは約30分。山道を上がっていきます。

到着したバスターミナルはこんな感じ。蔵王温泉は標高800~900mの場所にあり、市街地よりも気温が低いので、少し厚手の服装が望ましいと思います。

蔵王温泉を歩いてみる

蔵王温泉にはいくつもの温泉施設があります。街中のいたるところから温泉の湯気が出ていたり、硫黄の匂いが立ち込めていたりするので、そういった雰囲気を感じながら温泉を歩いて回るのも楽しいと思います。

日帰り温泉施設

温泉めぐりに最適な日帰り温泉施設は5か所。歩き疲れたころに立ち寄ると疲れが一気に吹き飛びます。

なお、蔵王温泉を紹介するパンフレットなどにも掲載されることの多い『蔵王温泉大露天風呂』は、冬季は閉鎖されてしまうため注意が必要です。

共同浴場

蔵王温泉に3か所ある共同浴場(上湯共同浴場、下湯共同浴場、川原湯共同浴場)は、安く、気軽に温泉に入ることができ、おすすめです。

3か所の共同浴場は100m以内にかたまっています。諸情報は以下の通り。

  • 営業期間/通年
  • 営業時間/6:00~22:00
  • 入浴料金/大人200円 小人100円

入浴料は入口前にある賽銭箱のような箱に入れます。

建物自体は温泉による腐食を避けるため木造になっており、とても温かい雰囲気です。

足湯

足湯も3か所にあります(下湯の足湯、ろばた前足湯、湯の花茶屋 新左衛門の湯足湯)。無料で入ることができるのがうれしいところ。

◆下湯の足湯・ろばた前足湯

  • 営業期間/通年
  • 営業時間/6:00~22:00
  • 入浴料金/無料

◆湯の花茶屋 新左衛門の湯足湯

  • 営業期間/冬期不可
  • 営業時間/平日10:00~ 18:00 土日祝10:00〜21:00
  • 入浴料金/無料

まとめ

いかがだったでしょうか。

古くからの歴史と、良質な泉質、いろいろな温泉をめぐることのできるところって意外と少ない気がします。

ふと、日常に疲れたときには、温泉づくしの蔵王温泉に行ってみてはいかがでしょうか。

今回は、蔵王温泉の温泉について書きましたが、その周辺にある見どころについて紹介していきます!

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