小笠原諸島は本土から約1,000km離れているため、周辺の海は透明度が高くとてもきれいです。
その独特な海の色は”ボニンブルー”と呼ばれ、小笠原の海は多くの人を魅了しています。
そんな小笠原ですが、浜に行くと漂着物が流れ着いていることも多く、その漂着物はさまざま。
そこで、今回は父島の浜に漂着したモノを見ていきたいと思います!
浜で漂着物を探してみた!
小笠原の浜のなかには、『自然公園法』によって国立公園に指定されている浜もあります。
国立公園内では、動植物の採取だけでなく、モノを拾うことも禁止されているので、今回は『国立公園以外』の浜で漂着物調査(良さそうなものを拾ってみる)をしてみることにしました。
ちなみに調査日は小さめの台風の翌日と、絶好の漂着物日和です(笑)
大村海岸(前浜)
こちらは父島の中で、街から一番アクセスの良い浜です。
気軽にアクセスできるので、父島に来たらほとんどの人が訪れます。
白骨化した枝サンゴが打ち上げられたりして、とても南国感のあふれる浜ですね。
では、早速漂着物を・・・
漂着物を・・・・あれ・・・?
なにも落ちてないんですけど・・・
いやいやいや・・・台風の後ですぞ?
やっとこさ見つけたのがコレ↓
ゴミじゃないです。シーグラスです。
シーグラス(英: sea glass)もしくはビーチグラス(英: beach glass)とは、海岸や大きな湖の湖畔で見付かるガラス片のことである。波に揉まれて角の取れた小片となり、曇りガラスのような風合いを呈する。
Wikipediaより
結局、この浜ではシーグラス3個しか見つけることができませんでした。
扇浦海岸
扇浦海岸は、父島の中央部にある浜です。
細かい砂が浜を形成していて、小笠原では数少ない『浜っぽい浜』です。
こちら、早速散策してみます!
※30分後
こちらも漂着物が無いです・・・
キレイすぎるよ・・・(※良い事です)
結局見つけたのがコレ↓
丸まった瓦です(たぶん)
言いたいことは分かります。僕も意味が分かりません(笑)
製氷海岸
製氷海岸は海中に枝サンゴが広がっていて、とても幻想的ですが、今回用事があるのは“浜”。
こちらの浜はこれまでと違って、シーグラスが大量にあります。
形はあまりよくないですが、大量ゲットに湧きます(※僕が)。
洲崎
洲崎の海岸は石や岩が多く、漂着物も多めです。
漂着物の中には長靴やバケツ?らしきものやビンなどがありますが、どれもゴミに近いものばかり。
そのなかで見つけた漂着物が“漁具”です。
漁具にはなにやら漢字が書かれており、恐らく“台湾製”のものだと推測されます。
拾った漂着物を売ってみた!
せっかくなので、拾った漂着物をフリマアプリで売ってみることにします。
拾ったものがお金になるなんて、なんと素晴らしいことでしょう。
売る前に消毒を
では早速!
とはいえ、元々海岸に落ちていた漂着物なので、生物や汚れが付着している可能性があります。
ということで消毒をしてから売り出すことにしました。
熱湯と塩素系スプレーによる殺菌消毒を実施します。
※熱湯による殺菌消毒
※塩素系スプレーによる殺菌消毒
殺菌消毒が終わったらタワシで擦り、表面の汚れを落とします。
漂着物を売ってみた
ここでいよいよ漂着物に値段を付けていきます。
左からシーグラス:1,000円
中は漁具:1,000円
右のフロート:1,500円
と設定しました。
その結果は・・・・
すべて売れず・・・
非常に残念な結果となりました。
まとめ
今回の漂着物は残念ながら売れませんでした。
どうやら、漂着物のなかで価値があるものはわずかなようです。
今回はゲットすることができませんでしたが、流木などもモノによっては高値が付くようです。
引き続き浜を散策し、価値のあるものを発掘していきたいと思います。
なお、小笠原諸島における国立公園の範囲はGoogle Mapに緑色で示されているようです。
パッと見ただけなので、エリア区分がきちんとしているかは分かりませんが、こちらも参考にしてみてはいかがでしょうか。
※Google Mapより(緑の部分が国立公園地域だと考えられる)
今回の経験を動画にしてみました。是非こちらもご覧ください!