広島県尾道市は、”坂の街”や”文学の街”、”映画の街”として有名で、古くから漁業や造船で栄えてきました。
そんな尾道ですが、近年フォトジェニックな街として注目されています。
風景に古い建物、港や工場、猫など、ジャンルは様々ありますが、僕の場合は風景(遠景)を撮影することが多いです。
そこで今回は尾道市街を一望できる風景の撮影ポイントを紹介していきます。
尾道のおすすめ風景(遠景)撮影ポイント3選
①千光寺展望台
尾道の街並みを撮影するうえで最もポピュラーなのは『千光寺展望台』でしょう。
360°見渡せるパノラマ展望台からは、どこから見ても壮大な景色が広がっています。
※千光寺展望台からのアングル(南東方向)
目の前には尾道水道が広がっており、対岸に見えるのは”向島”。さらにその奥には瀬戸内のしまなみが美しく広がっています。
また、風景で言うと、東側(写真左)を見ると尾道大橋と新尾道大橋が遠くに見えるのがポイントですね。
この場所へは、千光寺ロープウェイを使えばすぐに行けるなど、アクセスが良いこともうれしいところです。
また、ロープウェイでも往復できますが、下りは徒歩がおすすめです。
”文学のこみち”や”猫の細道”など、フォトジェニックでちょっとディープな趣のある道を楽しむことができるんです。
※天寧寺からのアングル(東方向)
あと、個人的には”天寧寺の三重塔”を含めた写真が撮影できるのが良いところ。このアングルはパンフレット等でもよく見かけますよね。
②浄土寺展望台
続いておすすめしたいのが、『浄土寺展望台』です。
こちらは、写真好きの人は知っているかもしれません。ここもパンフレットやポスター等に多く使われているアングルですね。
※浄土寺からのアングル(西方向)
展望台は西側に向いており、尾道水道と山に挟まれながら広がる尾道市街を一望できます。
奥に広がる瀬戸内のしまなみが良い感じですね。尾道水道を往来するフェリーや船がよく見えるので、それらを入れた写真もいい感じになると思います。
注意が必要なのは、この場所へのアクセスがあまり良くないこと。ここへ行くには、市街の裏の道を通るため車かバイクが必要です。僕はいつも原付で行っています。
また、道中も道がわかりづらい個所があるので初めて行く人は少し不安になるかもしれません。ここへ来る人の中にはタクシーを使う人もいました。
なお、マジックアワーの時間帯を目がけて人が何人か来ることがあります。展望台はややスペースが狭く、場所については先着順になるため、少し早めに行くのが良いと思います。
③岩屋巨石 岩屋荒神社
最後に紹介するのは『岩屋巨石 岩屋荒神社』です。
こちらは、尾道側(本州側)ではなく、対岸の”向島”にあるこのポイント。
わざわざ、ここに撮影に来る人はあまり見たことがないですね。地元の人でもわざわざ行こうとは思わないこのポイントは穴場かもしれません。
ただ、最近は巨石群のミステリーツアー等、巨石信仰の聖地であることなど、観光名所として紹介され始めているようですね。撮影でなく、観光として行っても楽しめるような気がします。
※岩屋巨石 岩屋荒神社からのアングル(北西方向)
ここからは、尾道三山パノラマビュー(千光寺・西國寺・浄土寺)などが一望できるのが特徴です。
海沿いの栄えている部分から、山に上がるにつれて灯りが点々と減っている様子がうかがえます。おすすめは夜景ですが、足元がやや悪く、暗いので注意が必要です。
また、場所は尾道大橋を渡ったたもとにあるので、アクセスは良いのですが、一度脇道に入る必要があり、慣れていないと少し戸惑うかもしれません。ちなみにこちらも、車やバイクが必要になります。
まとめ
いかがだったでしょうか。
せっかく訪れたのであれば、思い出に残る良い写真を撮りたいもの。
皆さんも是非とも足を延ばして行ってみてはいかがでしょうか。