エジプト旅行!カイロからアスワンへの移動(1日目)

前回までの記事で、エジプト入国までの流れエジプトの諸情報や危険度について書いていきました。

今回からは、いよいよ旅行記(経験)を書いて行きたいと思います。

今回の旅行計画

今回の旅行計画ですが、エジプトの入出国はカイロ国際空港から行い、アスワン、ルクソール、ギザ・カイロの主に3つの都市を周ることにしました。

周る予定の都市の中で最北のカイロから最南のアスワンまで、直線距離でおよそ750kmとやや移動距離は長めです。

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カイロ国際空港に到着!まずは街に出る

カイロ国際空港に到着しましたが、旅を充実させるためにいくつかやっておくことがあります。

空港で少し両替をしておく

空港での両替は基本的にレートが悪いので、あまりおすすめしないのですが、空港でSIMを購入したり街に出るのに多少お金が必要なので、少額の両替をしておきます。

今回は5,000円くらい両替しました。カイロ国際空港の第2ターミナルでは、両替屋が到着ロビーには無く(探したらあるのかもしれませんが。。。)、イミグレーションを通過する前に両替を済ませておく必要がありました。

なお、VISAかMastercardのクレジットカードを持っている人は到着ロビーにATMがあるのでそこでエジプトポンドを引き出すことができます。

SIMカードを購入する

エジプト初入国ということで、右も左もわからず、なるべく早くインターネット環境が欲しかったので、空港でSIMカードを買うことにしました。街にも多くのSIMショップがありますのでそちらで買ってもいいと思います。なんにせよ、通信が可能になることで旅が格段に便利にかつ効率的になるので、ぜひSIMカードは買いましょう。

通信に使用するスマートフォンは日本で使っているもので全然大丈夫です。ただし、SIMロックがかかっている場合は、日本にいるうちにSIMロックの解除はやっておきましょう

到着ロビー周辺には”Vodafone”や”Orange”等、いくつかSIM会社があります。当初は日本でも聞き覚えのあるVodafoneでSIMを買おうと思ったのですが、営業していないようでしたので、今回はOrangeで購入することにしました。

選んだプランは30日有効のSIMで、通信量は5GBまでで20分の通話が付いてくるものです。これで200ポンド(約1240円)でした。

設定は店員にスマートフォンを渡すと勝手にやってくれるので、非常に助かります。なお、店員にスマートフォンを渡すときには英語表示にしておきましょう。

ここでは店員の手際が悪く、30分近く待たされることとなりましたので、もし、時間がない場合やエジプトに慣れている人であれば、無理に空港で買わなくても良いかもしれません。

空港から街に出よう

いよいよ空港から街に出ます。現時点で現地時間の15:30。本日の夜行バスか列車でアスワン行きのチケットを買わなければならないため、少し焦ります。

建物を出るとタクシーがいっぱい停まっています。荷物を持っていると、ほぼ100%声をかけられます。僕はエジプトのタクシーの相場が分からなかったのと、トラブルを避けたいということ、なるべく安く街に出たい(「タクシーは高い」という固定観念も含めて)ということもあり、バスで街に出ることにしました。

ということで、まずはバス乗り場へ行かなくてはなりません。

ターミナル2の場合だと、『8番出口の前』からターミナル間を移動するバスが出ていますので、それに乗り込みます。

ターミナルバスに乗って5分くらいでバス乗り場に着きます。バス乗り場に着くといくつかプラットホームがあるので、目的の場所に行くバスに乗ります。僕は”ラムセス駅”に行きたかったのですが、人に聞きまわってバスを教えてもらいました。エジプトの人(店や商売以外)は親切で純粋なので、色々教えてくれます。

あと、すぐに仲良くなれます(笑)

バスの運転手に事前に降りる場所を言っておけば、目的地で教えてくれますが、SIMカードを買っていればGPSで位置を確かめながらバスに乗ることができるので便利です。因みに運賃は2.5ポンド(約15.5円)でした。

こうしてバスに乗って1時間弱くらいでラムセス駅に到着しました。

夜行列車でアスワンへ移動する

カイロからアスワンへの行き方は

・飛行機

・列車

・バス

3通りあります。

所要時間的に言えば飛行機が一番短いのですが、その分費用もかかるので今回は”列車”と”バス”のどちらかにしようと考えました。とりあえずラムセス駅で列車のチケットがとれるかどうか確認します。

ラムセス駅はエジプト最大の駅だけあって、プラットホームがいくつもあるターミナル駅です。内装も手が込んでいてきれいです。

エジプトカイロのラムセス駅 – Spherical Image – RICOH THETA

ただし、アスワン行きのチケットを買うところはこの建物ではなく、建物を出てホームの向こう側です。

先ほどの建物が写真右側。反対側に来ました。

アスワン行きのチケットが買える窓口は一つです。ここでも手際が悪く、待ち時間が長いです。写真では3人くらいしか並んでないですが、40分かかりました。

アスワン行きの列車の時刻表と価格は写真の通り看板に書いてありました。値段は。。。「80$」。

高っけぇぇぇえええ~!!!

何やら外国人向けの夜行列車は軍による警備が行われるらしく、外国人に対してはこの価格のチケットしか売ってくれないようです。なお、普通の列車と違って、外国人用の高級列車はフラットなベッドで寝ることができるようです。

バスなら150ポンド(約930円)くらいでチケットが取れると聞いていたので、いつもなら即あきらめるところですが、ここまで4つの飛行機を乗り継いで40時間以上かけてようやくエジプトに到着したばかりという事実が、僕のベッドで寝たい欲を駆り立てます。

ということで、はい、列車にしました。TrainNo84の列車です。支払いはUSドルで80$なので、USドルは必須です。僕は100$を持ってきていたのですが、ビザ購入ですでに25$使ってしまったので、75$+90ポンドで勘弁してもらいました。

なお、チケットはラムセス駅とギザ駅(国鉄)で購入できますが、列車が出るのはギザ駅なので注意が必要です。

ラムセス駅からギザ駅へは地下鉄を利用します(上記写真は地下鉄の切符)。運賃は2ポンド(約12.4円)です。車内はエアコンもなく、非常に蒸し暑いです。

ギザ駅到着後、少し時間があったのでナイル川を見に行きました。思ったより小さいなというのが印象です。世界の主な河川の平均流量の中で、アマゾン川が飛びぬけて多く、ナイル川が飛びぬけて少なかったのを地理の授業で習った気がします。水も茶色く濁っていてあまりきれいではない印象です。

そうこうしているうちに時間が近づいてきたのでギザ駅に行きます。国鉄ギザ駅はホームが2つしかないものの、本数が多く、それが自分の列車かわかりにくいです。人に尋ねたら「緑の客車が目印だ」と言われました。

何本か列車が行った後、緑の客車が来ました。一応チケットを車掌に確認してもらい、列車に乗り込みます。

列車内はこんな感じです。これは廊下。

カイロ~アスワンの列車内 – Spherical Image – RICOH THETA

客車内はこんな感じで、1部屋当たりの定員は2人なので、一人旅の場合は相部屋です。

走り出して数分後、食事が出てきます。イメージとしては機内食に近いでしょうか。メニューは

・ターメリックライス

・チキンの煮込み

・パン

・温野菜(ジャガイモ、グリーンピース、人参等)

・酸っぱい豆のスープ?ペースト?

・チョコレートケーキ

でした。

食べ終わって10分くらいするとベッドメイキングをしてくれます。その時に行き先を聞かれ、翌朝降りる駅の到着90分前に起こしに来てくれるとのこと。

これで、ようやくフラットなベッドで寝れます。翌日はいよいよエジプトの南部アスワン到着です。

旅を計画する

◆航空券の予約

旅を計画したら航空券を予約すると思いますが、僕は以下のサイトをはじめ、様々なサイトを比較して安いところで予約するようにしています。

skyscanner スカイスキャナー

skyticket スカイチケット

DeNAトラベル

◆宿の予約

宿の予約は以下のサイトを活用しています。以前は飛び込みで宿を探していましたが、旅の予定に合わせて柔軟に宿を選ぶことができるので、ネットで予約するのはおすすめです。

Booking.com ブッキングドットコム

trivago トリバゴ

エジプト旅行記一覧

①旅行を思いついてからビザ取得・入国までの流れ

②両替方法や危険度は?

③カイロからアスワンへの移動(1日目)←now

④寝台列車とアスワンの街をぶらつく(2日目)

⑤世界遺産発祥の地アブシンベル神殿の観光(3日目)

⑥ルクソール東岸の神殿と博物館巡り(4日目)

⑦ルクソール西岸の王家の谷と神殿巡り(5日目)

⑧首都カイロの考古学博物館と街巡り(6日目)

⑨ギザの三大ビラミッドを訪れる(7日目)

⑩オールドカイロと最大の市場(8日目)

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